SSブログ

魅力的な一冊との出合い「読書週間」選書と陳列の工夫で存在意義・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 本を読む楽しみは、魅力的な一冊との出合いによるところが大きい。時には娯楽を超え、その人の生き方にまでかかわることもあるから読書は奥深い

 出合いを求めて私たちがまず足を運ぶ場所は、大量の本が並ぶ書店や図書館だろう。また、新聞や雑誌の書評欄に目を通し、売れ筋のランキングをチェックし、面白そうなものに目星を付けたりする

 でも、こちらにその気がなければ本は近寄ってきてはくれない。筆者の場合、とりたてて目的の本がないまま書店や図書館に足を運んでも、読みたいものは見つからないことが多い

 書店大手の丸善は、目利きが選んだ本を並べたセレクト書店を書店内につくる実験を始めた(朝日新聞23日付夕刊)。人気の書評サイトの執筆者がプロデュースした〝書店内書店〟や作家・俳優の書棚を再現したコーナーも設けるという

 ネット上の書店や出版物のデジタル化が進みつつある中、実際の店舗を構える「リアル書店」が選書と陳列の工夫で読むべき本を提案し、その存在意義を問い直そうという取り組みらしい

 最近、久しぶりに実家の本棚を見て気が付いた。処分せず残していたのは、10代後半から20代前半にかけて読んだ本。ぱらぱらめくりながら、若き日の読書の濃密な記憶がよみがえった。きょうから読書週間。(久高将己)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年10月27日 
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。