SSブログ

自分らしく生きたい「障がいのある人もない人もいのち輝く」社会につながる・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「沖縄には1階に部屋のあるアパートがもともと少ないから部屋探しに苦労したんですよ」。車いすで生活する男性から以前こんな話を聞いた

 1階部分が駐車スペースになっている、県内でよく見るピロティ建築のアパート。地震に弱いとの指摘を耳にしたことはあったが、障害者の自立を阻む要素があると意識したことはなかった

 小学校低学年の教室などで黒板の周囲を彩るカラフルな掲示。にぎやかでほほえましくもあるが、子どもたちの中には、刺激に反応しやすく、掲示が気になって教師の話に集中できない子が存在することも、発達障害児を受け持つ教師から聞いて初めて知った

 社会の無知や無理解が、障害のある人たちが「当たり前」に暮らすことを妨げている。自分らしく生きたいという思いの前に立ちはだかる。周囲の気付きや配慮でこの状況を改められるのなら、私たちはもっと敏感でありたい

 「障害者の権利条例」の制定に向け、県内の障害者団体が活発に動いている。これまで表に出るのを控えていた当事者たちも、さまざまな場面で声を上げ始めた

 地域で生活し、学び、働き、自由に生きたい―という当たり前の思い。その声に真摯(しんし)に耳を傾けることが、条例が目指す「障がいのある人もない人もいのち輝く」社会につながる。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年11月22日 
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。