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甲子園センバツ2校出場 野球好きの表情が緩む、贅沢な春への予感・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「嘉手納」の文字が紙面をにぎわせている。九州高校野球で嘉手納が優勝し、センバツ出場を決定づけた。普天間飛行場の嘉手納基地統合案浮上で曇る気持ちに、光が差す朗報だ

 堅い守りを信条に、ここぞの集中打で快進撃を続けた。主戦・池原有君の粘りは圧巻。身長165センチ、山城星也君の小気味よいピッチングは、大きな秋の収穫だ。打線も日ごとにヒーローが変わり層は厚い

 初出場での優勝。道のりは順風ではなかった。昨年来、1点の重みを痛いほど味わった。悔しさを胸に守備練習に打ち込んだという。決勝で見せた美技の数々はひたむきな努力の賜だ

 一方、優勝候補とされた興南も4強進出。他校からマークされたと思うが、投手の島袋洋奨君を中心に、春、夏と連続の甲子園経験が生きた。目標の九州制覇には一歩及ばなかったが、今後、見つけた課題を修正してほしい

 嘉手納はもちろん、興南もセンバツ出場が濃厚。九州の高校野球のレベルは高い。40年ほど前まで県勢は、その壁にはね返され続けた。九州を乗り越えることが関係者の大きな目標だった。過去2度の春の全国制覇とともに、九州での活躍は県勢の実力を証明した

 とはいえ、センバツ2校出場となれば夢のような話。野球好きの表情が緩む、贅沢(ぜいたく)な春への予感。今から待ち遠しい。(平良哲)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年11月2日 
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