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「観光」自然や料理だけでなくホスピタリティーが観光沖縄の潜在力である・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「鏡に映った自分が別人にみえた」―。知人の誘いで出席したある懇親会で耳にした旅行者の言葉が、妙に気にかかった

 初めて訪れた沖縄で見聞きしたことが自分の心を変化させ、それが顔にまで表れたというのだ。それほど沖縄という土地で体験したことが、自分に影響を与えた。それを正直に告白したのだ。目を丸くして語る言葉にこっちが驚いた

 それはいったいどういうことなのだ。詳しく知りたいと思い、次の店でコーヒーをすすりながら聞いてみた。旅先での開放感のなせるわざだけではないはずだ。答えは、人との触れ合いだった

 観光の語源は紀元前までさかのぼる。中国の古典である四書五経の一つ易経の一文「国の光を観る」によるといわれる。国の光とは、その国の自然や歴史に文化のことだろう。そこに人的交流を加えるべきだと先の発言は教えている

 新型インフルエンザ流行の影響で修学旅行が中止になったり、観光客の減少が伝えられている。観光は風評を含め、外的要因に弱い産業でもある。だからこそ根強く安定した人気が求められる

 自然や料理だけでなくホスピタリティーが観光沖縄の潜在力であることは気づかれ始めている。ストレス社会日本の中で貴重な要素だ。旅人には自ら土地の人に声をかけることをお勧めしたい。(真久田巧)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年9月9日 
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