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バリアフリー観光ガイド「ハード」は重要、だがもっと大切なのは「ハート」・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 搭乗時刻が近づいてきた。なのに用足しに行った大事な「相棒」がなかなか戻ってこない。昨年秋、福岡から新婚旅行で沖縄を訪れた視覚障害者の夫婦を取材した時のこと

 やがてボランティアの学生に伴われ、夫妻が生活を共にする盲導犬が戻ってきた。聞けば、少し離れた植え込みまで行き、済ませてきたのだという。帰りの便に乗り遅れるのではないかと一緒に待つこちらまでハラハラした

 沖縄の玄関口、那覇空港国内線旅客ターミナルビルの南側に「補助犬」専用のトイレがお目見えした。ビルの出入り口に近く、給水設備もあり使い勝手は良さそう。これなら長旅のストレスも和らげられそうだ

 ただ、補助犬を伴った旅行者が快適に沖縄観光できるかといえば心もとない面も。例えば那覇のメーンストリート国際通りで食事をしようにも、受け入れ可能な店を探すのに一苦労するという

 バリアフリー観光ガイドブック「UDスタイル沖縄ツアー」編集者の一人で、取材もした屋部千明さん(23)は「行ける場所が限られてしまう」と残念がり、受け入れが広がるよう仲間たちと知恵を絞る

 福岡の夫妻と学生らの交流は続き、補助犬用トイレが完成したと聞いて再訪できる日を楽しみにしているという。「ハード」は重要、だがもっと大切なのは「ハート」だ。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年9月27日 
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