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「チャレンジドおきなわ」1人では無理なことも、皆で手分けすればできる・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 那覇市に不思議なラーメン屋があった。客よりも従業員の数が多いのに、配膳(はいぜん)はセルフサービス。マスコミで紹介されたことを強調していたが、味は普通。ほどなくつぶれていた

 コスト減など店にも言い分はあったかもしれない。けれども世間はシビアなもので、ご祝儀期間を過ぎれば、よほど安くておいしいか、店への義理がない限り、財布を開くことはない

 障害者の就労を支援するNPO法人「チャレンジドおきなわ」の宮城隆理事長はその点で妥協しない。「多少出来が悪かったり納期が遅れても、障害者がやる仕事だから、という甘えは絶対に通用しない」と考えるからだ

 メンバーはまず、博物館の展示交流員や空き缶回収などの仕事で生活リズムをつくり、慣れてきたらパソコンを習い、データ入力業務へ。現在、15人が来月のパソコン技能検定試験に燃えている

 心病む人、脳卒中による麻痺(まひ)、聴覚障害者。パソコンを覚えれば、時間はかかっても健常者と同じ仕事を受注できる。資格と実績と信頼を得て、ゆくゆくはパソコン教室、ネット関連事業を展開する方針。「1人では無理なことも、皆で手分けすればできる」(宮城理事長)

 今月は障害者雇用支援月間。社会の制度や善意も不可欠だが、強い覚悟と身につけた技術、共に歩む仲間こそが力だ。(平良秀明)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年9月11日 
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