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沖縄「音風景」住宅上空を米軍の戦闘機やヘリコプターの音から受けるのは不快でしかない・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「音風景」という言葉をご存じだろうか。目を通すのではなく、耳から入る音から描かれる風景のことだという。旧環境庁は「日本の音風景」として全国から100件を選んでいる

 オホーツクの流氷がせめぎ合う音、横浜港内の新年の汽笛などは、なるほどとうならせる。沖縄からも2件。エイサー(うるま市)と西表島の後良川周辺の生き物の鳴き声だ

 旧盆行事の定番エイサーの勇ましさに血が騒ぎ、耳を澄ませば「キョロロロー」と聞こえてくるアカショウビンの存在が、誇るべきふるさとの自然を実感させてくれる

 そんな風情とは対極にある音が存在するのも「沖縄」の現実だ。住宅上空を縦横無尽に飛び交う米軍の戦闘機やヘリコプターの音から受けるのは不快でしかない。「嘉手納」や「普天間」といえば、残念ながら耳でとらえたこれらの光景が脳裏をよぎる

 名護市辺野古沖の米軍ヘリ試験飛行は、市の測定器が80デシベルを超えたという。地下鉄の車内に匹敵する。周辺は海域を含めて世界に通用する自然が数多く残され、物騒な響きとはあまりに似つかわしくない

 政権が代わり、米軍再編計画に手が加わるかもしれないこの時期だ。「調査のための調査」といわれても仕方ないだろう。将来、辺野古を「日本の『騒音』百選」の一つにしてはならない。(石川達也)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年9月12日 
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