SSブログ

しゃれた音楽もいいが「頑張れ」沿道のもてなしと声援、ゴールへと後押しする力は強い・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 暦も寒露を過ぎ、マラソンシーズンが到来した。25日の久米島を皮切りに、31日の伊平屋、来月1日に尚巴志、14日与那国・多良間と続き、トリは12月6日のNAHAマラソン

 走りのスタイルも年々多様化してきたが、昨年はイヤホンを付けている人が目に付いた。携帯音楽プレーヤーは進歩が著しく、今では数千曲保存できる機種もあるとか

 好きな歌が道連れなら、42・195キロの長旅も楽しかろうが、欧州連合(EU)の欧州委員会が気になる指摘をしている。毎日1時間以上、イヤホンを使って高音量で音楽を聞く習慣を長年続けると「聴覚を失う恐れがある」(9月30日付経済面)

 EUは、若者を中心に域内で約1千万人が難聴の危険にさらされているとして、安全基準の策定を急いでいる。機器の音量規制と危険性の説明義務をメーカー側に求める構えだ

 県内でもランナーに限らず、移動の合間などにイヤホンを使う人は多い。問題は音量と使用時間なのだが、外の音を遮断し自分の世界にひたる姿は、どことなく他者との関(かか)わりを拒んでいるようにも見える

 NAHAマラソンの人気の秘密は、全国一といわれる沿道のもてなしと声援にある。しゃれた音楽もいいが、泥臭い「頑張れ」のコーラスのほうが、ゴールへと後押しする力は強いはずだ。(平良秀明)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年10月9日 
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。