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日米安保の恩恵「島ちゃび」日本に海兵隊が必要かどうか・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「島ちゃび」。離島・孤島ゆえの住民生活の苦しみ、悲しさを表すこの言葉を目にする機会が減った。伊波普猷がドイツ語の訳語として使い、広まったという(沖縄大百科事典)

 多くの島で社会基盤の整備が進み、自然条件ゆえの苦しさは、かなり緩和されてきたということだろう

 27日に沖縄大学で講演した宮本憲一・大阪市立大学名誉教授は沖縄振興開発計画について、第2次(1982~91年度)までは、米軍統治下で悲惨な状態にあった沖縄のインフラ整備のために意味があったと指摘した

 米軍普天間飛行場移設で、移転候補地となっている徳之島で28日、反対集会が開かれた。離島は小さいほどインフラが不足がちで、移転が生活に与える影響は相対的に大きくなる。島で生きるものとして、徳之島に米軍基地という新たな「島ちゃび」を加えることには賛成しがたい

 基地誘致による振興という考え方もあるが、宮本氏は第3次以降の振興計画を米軍基地維持のための政策と断じ、かえって沖縄の経済的自立や自治を妨げていると否定的だ

 近く移設先の政府案が決定される。日米安保の恩恵を受けてきたものとして、海兵隊を本土に引き取るという覚悟を見せてほしい。そうしなければ、日本に海兵隊が必要かどうかの真剣な議論も始まらないだろうから。(浜元克年)

大弦小弦 沖縄タイムス 2010年3月30日 
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