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水をめぐるビジネスが世界で広がっている、水は国の未来を左右する・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 スーパーの一角で、水の自動販売機に行列ができるのを見かけることが多い。「水と安全はただ」というのは日本人を揶揄(やゆ)するときに使われるフレーズだが、事情は様変わりしている

 いま、水をめぐるビジネスが世界で広がっている。先日、シンガポールで28カ国・地域から450の企業・団体が参加しさまざまなイベントが催されたとの報道もあった

 地球は「水の惑星」だ。しかし、人類が利用できる淡水源は1万分の1程度と言われる。一方、都市化などに伴い水の需要はうなぎ上り。ナイル川の取水をめぐり流域各国が対立する事例もある(5月17日付本紙)。水は国の未来を左右する存在だ

 上下水道技術や再利用化など世界の水ビジネス市場は、2020年には70兆円を超えるとの見込みもある。日本政府もインフラ輸出を新成長戦略に位置付けるなど、各国が参入にしのぎを削っている

 いつも渇水を心配する沖縄県民にとって水は身近な存在だ。海水淡水化の利用研究も進んでいる。この技術を一層伸展させて、世界へ押し広げられないか。工夫と知恵が求められる

 人類の歴史は水なしでは語れない。恵みをもたらし、洪水など災いも起こす。よりよく生活するために自然の恩恵とうまく付き合い活用したい。単なる「水商売」ではもったいない。(平良哲)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年7月5日 
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