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どこかで躓くと非常にむずかしい社会、頑張る条件をどんどん奪っている・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「ヒン困」が叫ばれて久しい。家庭や子どものヒン困。原因は何だろう。元をたどれば、日本の政治のマズしさに行き着くような気がしてならない

 ここ数年、一年ごとに国のリーダーが代わった。先進国ではあまり例がない。国際社会から見てもわが国の政治状況は異様なものだろう。政党は議席拡大だけに腐心しているように見える。国民にどれだけ向き合ってきたのか

 本紙社会面で連載された「暮らし発 託す思い」で、消費税導入後20年も価格を据え置いているこんぶ屋さんが紹介された。長年の自腹に比べれば、わずかな値上げが「心苦しい」という。別の女性は二人の子を抱え、体調を崩して職を失い、生活費の工面で夜も眠れないと訴える

 「心苦しい」というこんぶ屋さんの思いにどう応えるのか。爪(つめ)に火をともすような女性の切り詰めた暮らしをどう救うのか。政治の大きな宿題だ

 年越し派遣村で知られる湯浅誠さんは「生き直したり、人とのつながりを取り戻すことが、どこかで躓(つまず)くと非常にむずかしい社会」になっているとし、「頑張る条件をどんどん奪っているじゃないか」と指摘する(「世界」5月号)

 一人一人の頑張る環境をつくり、実らせるために、今こそ、マズしい政治からの脱却が欠かせない。参院選に当選した政治家の力量が問われる。(平良哲)


 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年7月12日 
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