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天下り「官僚OB」いかに上前をはねるかの算段・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 忌野清志郎さん率いるロックバンドRCサクセションのデビューは1970年。ベトナム戦争や大阪万博などの特需にわき、68年に国民総生産が資本主義陣営2位になるなど、日本が高度成長を続けていたころだ

 「宝くじは買わない/だって僕には愛してくれる人がいるからさ/どんなにお金があったって/今より幸せになれるはずがない」。デビュー曲「宝くじは買わない」は社会の空気、風潮に決して迎合しなかった彼の原点といえる

 68年に1000万円だった宝くじの1等賞金は、99年から前後賞を合わせると最高3億円となり、庶民の夢はさらに膨らんだ。2008年度の売り上げは1兆420億円にも上る

 政府の行政刷新会議の事業仕分けでは、宝くじ当選金を引いた額の一部が、官僚OBが天下っている多くの法人に流れ、年2000万円前後の報酬や退職金として消えている実態が指摘された

 宝くじに限らず、これまでの事業仕分けでは、法人を渡り歩き、報酬と退職金で総額3億円を超す大金を得ている人が少なくないことも明らかになっている

 法と票と金、この国の仕組みを知り尽くした優秀な頭脳は「公益」の名の下、いかに上前をはねるかの算段に使われている。清志郎が生きていたら、今の日本をどんなふうに歌っただろう。(平良秀明)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年5月28日 
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