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世界禁煙デー 大きな財源 大幅に落ち込まない程度に値上げを続け・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 たばこが増税されるたびに喫煙者の間では「いくらまで上がったらやめるか」という話題になる。10月から一箱当たり110~140円の大幅値上げとなるから、なおさらだ

 たばこの価格引き上げが需要削減に効果があることは実証されている。世界銀行の報告書によると、価格を10%上げると喫煙者が高所得の国で4%、中・低所得の国では8%減るとしている

 たばこは、国にとって大きな財源でもある。世界銀行の試算でいうと、小幅な値上げなら税収は上がる計算だ。需要が大幅に落ち込まない程度に値上げを続け、税収を確保してきた経緯がある

 値上げの目的が喫煙者を減らすためなのか、税収を上げるためなのかが分かりにくい。喫煙者にとっては、国にいいようにコントロールされているような気がしないでもない

 きのうは世界禁煙デー。インドネシアの2歳の幼児がたばこを吸う映像が海外メディアを通じて流され、慣れた手つきで煙をくゆらす姿に衝撃を受けた。インドネシアでの一箱の平均価格は54円。手に入れやすい環境も子供の喫煙の多さにつながっている

 10月の大幅値上げで、日本たばこ産業は年間販売量を25%減と見込む。どんな商品でも値上げを喜ぶ消費者はいないが、禁煙への後押しとみれば、そう悪いことでもなさそうだ。(浜元克年)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年6月1日 
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