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赤ちゃんロボット「ノビー」さまざまな分野の専門家が集い、多角的に研究・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 差し出されたおもちゃに反応し、顔を向けたり手を伸ばしたり―。好奇心を示すしぐさを見せるのは、本物の赤ちゃんではなく生後9カ月の赤ちゃんを模したロボット「ノビー」

 東京大学などの研究チームが開発した。頭部にカメラやマイク、全身に触覚センサーを備え、9カ月児の感覚や行動がプログラムされている

 何のためにわざわざ精巧な赤ちゃんロボットを―。ニュースに接し、最初はいぶかしく感じたのだが、乳児の認知機能がどのように発達するかを探るのが目的だと知り、今度はアプローチの方法に驚いた

 2001年に発足した「日本赤ちゃん学会」という学際的な組織がある。小児医学や教育学、心理学、ロボット工学、物理学などさまざまな分野の専門家が集い、多角的に赤ちゃんを研究。その成果を医療や教育などに生かすことを目指す

 昔から子どもは自然に育ってきたはずだ、大げさなことを、と見る向きがあるかもしれない。だが、根拠のない情報に振り回され、育児不安や孤立に悩む母親たちがいる。発達障がいの早期診断などにつながれば、一人一人の発達に合った支援ができよう

 大人の身勝手で幼い子どもが犠牲になる事件が多すぎる。たとえ万能ではなくとも、〝科学する〟ことが子どもの幸せに結びつくよう成果を待ちたい。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年6月13日 
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