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一人で抱え込まず、周りに弱音を吐いたり愚痴を言うだけでも救いに・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 生まれたばかりの子どもを、「みどりご」と呼んで慈しむ。新芽や若葉のようにみずみずしく、生命力にあふれているからだという。そんな輝きに満ちて誕生した小さな命が、短い生涯を終えた

 沖縄市で、頭突きなどの暴行を加え生後3カ月の男児をシ亡させたとして、22歳の父親が逮捕された。肋骨(ろっこつ)に骨折痕があったことも分かり日常的な虐待があったとみられる、と記事は伝える

 生後3カ月にもなれば、ほおもふっくらとしてかわいさを増し、あやすと笑顔を返すようにもなるころ。あどけない笑みは周りをとりこにするが、時として泣きやまずに親の心を波立たせることも

 「生活が苦しくて日ごろからイライラしていた」。父親は新しく就いたばかりの仕事に意欲を見せる一方、生活苦のストレスを抱えていたようだ。精神的に追い詰められ抵抗するすべのない幼子へ矛先が向けられたのか

 児童虐待防止協会の川本典子さんは、多くの親からの相談に乗ってきた経験から「虐待は特別な人が起こすのではなく、すべての親にとって地続きな問題として考えてほしい」と訴える(4日付ひと・まち面)

 子育てはしんどい面もある。一人で抱え込まず、周りに弱音を吐いたり愚痴を言うだけでも救いにつながる。その声に耳を傾けるゆとりも互いに持ちたい。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年6月6日 
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