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持てる力を出し切るというスポーツ選手らしいさわやかさ・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「団長として私がすべて責任を負う」。公式服装の乱れや会見での態度が問題となったバンクーバー五輪スノーボード・ハーフパイプ代表の国母和宏選手の試合出場を発表した際の橋本聖子さんの言葉だ

 全日本スキー連盟が同選手の出場辞退を申し入れたのを引き取り、本人と40分間話し合った後に決断したという。冬・夏で7度の五輪出場という経験や団長としての覚悟の重さが伝わったのだと思う。2度目の会見では言葉足らずながらも、彼なりの決意を語っていた

 同じように横綱としての品格が問われ、暴力ざたで引退した大相撲の朝青龍。何度も問題行動を指摘され、出場停止処分を受けながらも、行動は改まらなかった。処分の重さを実感できなかったのだろう

 師匠や日本相撲協会も世間からの指弾が強まると、彼一人に責任を押しつけて幕引きを図ったとしか思えない。協会トップが自らの進退をかけてでも横綱を指導していくという覚悟は最後まで感じられなかった

 国母選手には「失態」を取り返すチャンスが与えられた。橋本さんが言うように、彼の責任の取り方は「大会で自分の力を出し切ること」だ。本番は17日(日本時間18日)

 メダルを取っても取らなくても、持てる力を出し切るというスポーツ選手らしいさわやかさを残してほしい。(浜元克年)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年2月16日 
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