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人間ドラマが詰まっている「ものづくり」が輝いてみえる・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 1979年に発売され、世界的なヒット商品となったソニーの「ウォークマン」。初代の機種は、再生専用機だったため社内外で否定的な見方が多かった(同社のホームページより)

 最初の1カ月で売れたのは3000台程度。そこで社員らが考えた作戦が、人目に触れさせ、聴いてもらうことだった。ウォークマンを付けて山手線の電車に乗り込み、休日には新宿や銀座などに繰り出した

 通行人にヘッドホンを差し出し「ちょっと聴いてみませんか」。大学の文化祭に出向いたり、有名人に使ってもらった。評判は若者を中心に浸透、その後は爆発的なヒットとなった

 ものづくり、特にヒット商品にまつわるエピソードは興味深い。開発のきっかけから商品化、さらに消費者に認知され、人気を得るまでの過程には、さまざまな人間ドラマが詰まっている

 本紙経済面で14日付からスタートした連載「逸品開発モノ語り」も、ものづくりにかける県内企業のヒューマンストーリーだ。初回は沖縄ポッカコーポレーションの「さんぴん茶」を取り上げた。県民になじみの商品だが、開発からヒットに至るまでには険しい道のりがあった

 金融市場の混乱が実体経済に波及した今の不況。その中で原点であるものづくりが輝いてみえる。人の肌のぬくもりや汗が尊い。(久高将己)

大弦小弦 沖縄タイムス 2009年3月17日 
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