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現状打開に汗を流す人たち「売る努力」の大切さ・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 安価な輸入品との競争で窮地に陥った老舗の家具産地が、復活に向けて新たな取り組みを始めたという(本紙25日付経済面)

 婚礼家具で名をはせた「大川家具」の産地、福岡県大川市とその周辺。長い歴史ゆえに細かく分業化された生産体制などがあだとなり、市場ニーズへの対応が遅れ、衰退が加速した

 そんな中、従来は敬遠された木材の節目や色ムラをデザインに生かした新たなブランドを立ち上げる動きが出てきた。大手の販売店には不評だったが消費者には受けた。ネットで販路開拓、売り上げを伸ばした業者もいる

 同じ紙面で、さらに興味深い話題(勝間和代のエコノトーク)。東京でのファッションショーを一般に公開し、観客がモデルの着ている服を携帯電話で注文できるシステムを取り入れた。その場が一大マーケットとなり、何千着も売れたという

 戦後最大という経済危機で国内の製造業が苦境に陥っている。消費者が自己防衛に走り、モノが売れなくなる「負のスパイラル」が懸念されているが、前述の話題は提供側の「売る努力」の大切さを説く

 先行き不透明な中で年度末を迎えた。急激な景気悪化の影響はまだ続くだろうが、現状打開に汗を流す人たちも確実にいる。そういう話題を積極的に取り上げていくこともメディアの役割だ。(久高将己)

大弦小弦 沖縄タイムス 2009年3月31日 
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