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“失われた時間と空間”日本のために命をかける・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 普天間飛行場を「7年以内に全面返還する」と時の首相が発表してから、明日でもう13年。内実は「失われた13年」である

 時間以上に、ウチナーンチュは失ったものが多くはないか。代替基地建設は北部振興策ともろにリンクし、進展に応じてカネを出す出来高払いに。15年使用期限や軍民共用、名護市の受け入れ4条件などは雲散霧消し跡形もない

 残ったものは対立と徒労感。しかし最近、宮城康博さんはエッセー集「沖縄ラプソディ」の中で、かつて政治的に対立した故岸本建男さんとの関係や会話を紹介しつつ「逆格差論は死なず」と言う

 そして「沖縄は現在も“失われた時間と空間”を回復する途上」と希望をつなぐ。一方で、県内移設とパッケージをなす海兵隊グアム移転協定は衆院外務委員会で可決された。1戸5千万円以上もする住宅を日本が負担する内容

 いつか報道特番で鳥越俊太郎さんが「あまりにもアメリカの言いなりじゃないか」と詰め寄った。元防衛庁長官は「アメリカの青年がいざというとき日本のために命をかけるわけだから」と答える

 同盟国として、それくらいの思いやり(予算)は必要とのニュアンスだ。その青年たちは同盟国で何をしているか。地位協定で身を守られつつ不法侵入、器物損壊、タクシー強盗、ひき逃げだ。(山城興朝)

大弦小弦 沖縄タイムス 2009年4月11日 
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