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「土産土法」食料問題から足元の農業に目を向けよう・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「地産地消」という言葉がある。いまや聞かない日はないというほど世に氾している。政治や経済界でも定着してい濫る

 以前、それに似た四文字熟語で「土産土法」という言葉を聞いた。前者が地場産品を地元で消費しようという意味で使われるのとは少々ニュアンスが違う。地物を土地のやり方で食べようという感じか。今後注目されるかもしれない

 前者の流行した背景を考えると消費拡大のほうに重きがある。つまり経済の論理から生み出された。でも、後者は農業への畏敬の念を基に個人の生活レベルの思想として使われたのではないか

 フードアクション・ニッポンという運動が政府を挙げて取り組まれているのをご存じだろうか。日本の食料自給率を1%上げようという。これなどはむしろ「土産土法」思想に近いのではないか。農業の衰退と食料問題が絡んでいる

 土産土法のまちづくりを進めている自治体があることをネットで知った。滋賀県竜王町だ。「自律意識を高めるごみ減量運動」「農からチャレンジする土産土法」など五つの指針を示している

 なぜ地産地消のほうが定着したか。言葉の響きの悪さが災いしたかもしれないが、竜王町の取り組みから火が付く可能性もある。いずれにしろ食料問題から足元の農業に目を向けようとの動きだ。(真久田巧)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年4月22日 
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