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骨髄バンク認定施設担当医「全員が退職の意向」見ず知らずの人の命・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 白血病などの血液の難病に苦しむ人たちにとって、生きるための最後の手段ともいわれる骨髄移植。その治療が県内では困難な状況になっている

 県内唯一の骨髄バンク認定施設である琉大医学部附属病院の担当医全員が退職の意向を示している。県外での移植となると、患者や家族にとって経済的、精神的な負担は大きい

 提供側にとっても無関係ではない。個人的な話で恐縮だが、私自身同バンクにドナー登録しており、昨年2度、提供者の候補に選ばれた。いずれも提供には至らなかったが、2度目の時は担当医や最終面談の日程まで決まっていた

 担当医が同病院の医師と知り、内心ホッとした。登録時の説明の際、提供する側も3日から1週間程度の入院が必要で、県外での採取の可能性もあることを聞いていたからだ

 提供者側に経済的な負担はないが、県外に出向いてとなると精神的に不安は生じる。県内のドナー登録数は2008年人口で1000人あたり14・31人と全国一だが、県内で採取ができなくなった場合、提供を躊躇する人が出てこないとも限らない

 同バンクを介する移植は、非血縁者に対して行う。見ず知らずの人の命を、リスクを冒してまで救いたいという意思を尊重してもらうためにも、病院側や県に支援体制の確立を求めたい。(船越三樹)

大弦小弦 沖縄タイムス 2009年4月10日 
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