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ミツバチの消失現象「はちみつ」など恩恵にあずかった人間への警鐘なのか・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 普段の生活の中でミツバチの存在を意識することはほとんどない。ふと気付けば刺された記憶もないほど無縁になった

 「見えないミツバチ」をめぐる状況が深刻化している。農林水産省の緊急調査によると、サクランボやイチゴ、メロンといった農作物の受粉を仲介するミツバチの不足が、山形や岡山、鹿児島など21都県で確認された

 今から1年半前、オーストラリアでハチ特有の病気が流行したため養殖用女王バチの輸入を停止。昨年夏ごろには働きバチの大量死が発生した。不足から価格高騰や盗難事件も起きている

 さかのぼれば米国でセイヨウミツバチが短期間で消失するという蜂群崩壊症候群(CCD)を知ったのは数年前。大陸での長距離の移動ストレスやアーモンドなど単一花粉を餌にする栄養の偏り、一部農薬、ウイルス、異常気象が疑われているが、原因ははっきりしない

 素人目には、なんとも不気味に映るミツバチの消失現象。農作物の受粉に限らず、はちみつなど恩恵にあずかった人間が、その存在を軽んじたことへの警鐘なのか

 幼いころに見たテレビアニメ「みなしごハッチ」で、自分もハッチになって悪役の人間と闘った記憶がよみがえる。「ミツバチ目線」になって国内でもこの環境問題をとらえるよう、ハッチが叫んでいる気がする。(与那嶺一枝)

大弦小弦 沖縄タイムス 2009年4月12日 
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