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騒音にしか聞こえなくても、相手が音をあげるまで・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 スーパーであれこれ食料品を買うのは楽しみだが、あまり長く居ると店内に流れっ放しの音楽が耳の奥に染み付いてしまう

 くらしを豊かにしますとか、安くていいもの見つかるよとか、地元産をアピールしつつ24時間開いてますとか…。また魚やコロッケ、ふかしイモなど特定コーナーの商品を連呼したり語呂よくリズムに乗せて親しみを持たせたり

 やっかいなのは、帰宅してまで一部のフレーズが頭の中でぐるぐるとリピートして消えないこと。このコラムを書きながらも複数の音楽がぐるぐる。その意味ではスーパー側の戦略は成功したのか

 連呼といえば選挙もエスカレートぎみ。政策やキャッチフレーズは挟まずひたすら名前だけを単純なリズムにして繰り返す陣営がある。支持者以外には騒音にしか聞こえなくても、一定成功している戦術だから採用するのだろう

 県内で繰り返されるのは米軍基地絡みの事件事故、これに対する県議会や市町村議会の抗議決議だ。言語道断、人権無視、あわや大惨事…そんな言葉が延べ何千回、いや何万回使われてきたことか

 決して常套句ではない。そのたび違う怒りが込められている。沖縄に配属され、米軍が抗議されることに衝撃を受けたという元米兵もいる。愚直に、相手が音をあげるまで抗議を続けるしかない。(山城興朝)

大弦小弦 沖縄タイムス 2009年4月4日 
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