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「皆既日食」自然からの最大のメッセージを五感で体感してほしい・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 見上げる空に思いをはせたのは、遠い日の記憶。澄みわたる青空に遠い国を思い、雲の形の不思議さに時を忘れた。夜空の星には光の旅路を想像し、暗黒の果てに思いを巡らせた

 7月22日、日本国内では46年ぶりに皆既日食が見られる。太陽が完全に月に隠れる「皆既帯」になるのは、トカラ列島や奄美大島などだが、沖縄県内でもほぼそれに近い状態が見られるという

 皆既日食の間、地上は温度が下がり、夜のように薄暗くなる。鳥は鳴き出し、巣に戻り始めたりもするらしい。圧倒的な天体ショーゆえに、一度体験すると、とりこになる「日食病」なる言葉もあるようだ

 宇宙飛行士の毛利衛さんも皆既日食が人生に大きな影響を与えた。15歳のとき北海道で見たことが「科学者になる一番のきっかけになった」という。そして「自然からの最大のメッセージを五感で体感してほしい」と話す

 でも観察には注意も必要だ。太陽を肉眼で見たり、太陽に向けて望遠鏡を見たりしては危険だ。観察用メガネを用意するなど、安全な方法を事前に調べておくことも欠かせない

 今年は「世界天文年」でもある。皆既日食を次に日本で見られるのは26年後の2035年。今回見逃す手はない。すっかりさび付いた好奇心を磨き直しながら、その日を待つことにしよう。(久高将己)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年6月30日 
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