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沖縄の伝統芸能「組踊」琉球舞踊が重要無形文化財に・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 琉球舞踊が重要無形文化財に指定されることになった。文化財に重要の字がつくのは国指定だけ。いかに大事かが分かる

 県芸能界で話題になっているのはもちろんだが、実は今回の文化審議会の答申は沖縄タイムス社にとっても大きな喜びとするところだ。戦後の荒廃のなか、新聞という媒体を通じて真っ先に文化復興に取り組んだ成果といえるからだ

 創刊間もないころ、本社の文化事業の中心的存在だった豊平良顕さんの働きかけに応えて芸能復興に取り組んだ真境名由康、島袋光裕師匠らを第1世代とするなら今回の保持者らは第2世代だ

 両師匠らが戦後、開設した琉舞道場から女性を中心に次々と門下生が生まれ本社のコンクールを受け、芸能人として成長。底辺を広げ、現在の活況を作り上げたのである。ただ気がかりがないわけでもない。それは琉球歌劇のことだ

 沖縄の伝統芸能の大本は組踊だ。そこから舞踊が発達、さらに歌劇という様式が確立されセリフ劇としての沖縄芝居が生まれる。王朝崩壊後、庶民の間に降りた琉球芸能は芝居小屋で成長した

 琉舞も歌劇などと一緒に育った。それがコンクールを通じて洗練され特化されつつある。そこが気がかりなのだ。でも最近、自ら歌劇の抜粋を上演する舞踊家もいる。その意欲に注目したいと思う。(真久田巧)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年7月22日 
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