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天の川「知らないことを知るのは大切」銀河の地図を作る・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 七夕といえば天の川。年に一度の恋人たちの再会という話もロマンチックだが、調べてみると天文学的にも興味が尽きず、恥ずかしながらこれまでの勉強不足を補った

 天の川銀河(銀河系)は、膨大な数の星々が円盤状に広がったもので、直径は10万光年。太陽系は中心からやや離れたところに位置し、天の川は銀河の内側から中心部の星の大集団を眺めた姿だという

 想像の域を超えたスケールだが、電波望遠鏡を使ってその銀河の地図を作る計画が、県内で進められているという話にはいささか驚いた。国立天文台VERA石垣島観測局の取り組みだ(本紙6月29日付市町村面)

 計画では岩手県の水沢や東京都の小笠原など四つの観測局の電波望遠鏡で同時に観測。これにより直径2300キロの望遠鏡の性能が実現。その精度は、月の上の1円玉を判別できるほどという

 未知の事象を想像し、仮説を立てて思索を重ねる。人類が築いた文明の原点だろう。大地の恵みを得るため道具を改良し、天空の星や太陽の動きから気象の循環を読み解いて、子孫に伝えてきた

 VERAの計画は、あと10年で立体地図を完成させる予定。そこで凡人は思う。何のための計画か。研究技師いわく「知らないことを知るのは大切」。すべては知的好奇心から始まったのだ。(久高将己)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年7月7日 
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