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前向きに進めば「意志あるところに道はある」負けても立ち直ればいい・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 書家で詩人の相田みつをさんに「受身」と題する作品がある。人生における心構えを説いたものだ

 「柔道の基本は受身/受身とはころぶ練習/まける練習/人の前にぶざまに恥をさらす稽古/受身が身につけば達人/まけることの尊さがわかるから」

 人生では、カッコよく勝つよりも、ぶざまに負けたり、だらしなく恥をさらすことの方が多い。でも、ころんでもすぐ起き上がり、負けても立ち直ればいい。それを体得すれば、どんな困難だって乗り越えられるよと

 相田さんの詩に励まされ、プロゴルファーの宮里藍さんがブログにこう綴っている。「今の私はカッコ悪い。でも、カッコ悪くても、一生懸命努力すればいいんだと思う」。米ツアー参戦2年目、不調のどん底にあった頃だ

 その宮里さんが、4年目で悲願の初優勝を果たし、日本中を沸かせた。この間、何度も悔し涙を流し、心が折れそうになったに違いない。それでも、くじけなかったのは、相田さんのいう負けることの尊さを体得したからなのだろう

 「意志あるところに道はある」とは宮里さんの座右の銘である。前向きに進めば、道は開けるのだということを彼女は身をもって教えてくれる。最後のパットを沈めた瞬間、いつもの凛とした表情を崩し、うれし涙を流す姿がカッコ良かった。(稲嶺幸弘)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年7月30日 
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