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日本丸船徳「船頭を頼んで下さいな」お暑い盛りでございます・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 先週、同僚らと、東京・浅草寺であった「ほおずき市」に出掛けた。「4万6千日」と呼ばれる縁日にちなんだ下町の夏の風物詩である

 7月9、10日のいずれかでお参りすれば、「4万6千日」(126年)分の御利益があるのだという。観音様のサービスデーを逃す手はないと、信心薄い身ながら、一生分の願いを込めて手を合わせた

 「4万6千日」というと、「お暑い盛りでございます…」と続いて始まる「船徳」を思い出す落語ファンもいるだろう。道楽が過ぎ、勘当された若旦那の徳さんが、にわか船頭になり、大騒動を引き起こす話である

 客を乗せて意気揚々と舟を出してみたものの、前に進まず旋回するばかり。右に左に揺れたりと、散々な目に遭う。器量もないのに船頭を買って出た徳さん、桟橋にたどりつく時には顔面蒼白に

 時節柄、徳さんの姿に、「日本丸」の船頭、麻生首相を重ねてしまう。昨年9月の船出以来、優柔不断ぶりが目につき、身内の失態、反乱も重なり災難続きだった。21日の週の衆院解散、8月30日選挙を決めたが、身内の反発は強い

 先の話は、弱気になった徳さんが、客に対し「(別の)船頭を頼んで下さいな」と交代を申し出てオチとなる。強気を崩さぬ「船頭」の方の前にも、徳さんの二の舞になりかねない暗雲がたちこめてきた。(稲嶺幸弘)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年7月16日 
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