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「新書レビュー」『お通し』はなぜ必ず出るのか「安易な出店」に警鐘・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 焼き鳥屋が県内で増えているそうだ(12日付1面)。資金や技術面で比較的簡単に開業できるらしいが、気になることも

 焼き鳥屋に限らず居酒屋など飲食店に行くと必ず出てくる「お通し」。注文した覚えもないのに出てくる。なぜか。「あれって外国人などには絶対説明できないよ」。飲むたびに話題になる。その疑問に詳しく答えてくれる本が出た

 毎週土曜見開きの読書面。今月、マイナーチェンジして「新書レビュー」というコーナーを設けた。その第1弾に取り上げた子安大輔著「『お通し』はなぜ必ず出るのか」(新潮新書)がそれ

 同書によると、お通しはいわゆる「席料」の代わり。飲食店の利益率は10~20%。そんな状況で、実はこのお通しが貴重な利益源なのだという。チップなど外国では一般的な習慣が日本にはない。人件費を抑えるための知恵なのだと

 前述の記事は県内の焼き鳥屋は今後も増える勢いと伝えている。でも同書は「料理の腕があるから客が来るとは限らない」など典型的失敗例五つを挙げて「安易な出店」に警鐘を鳴らしている

 4月に新都心に復活した行きつけの喫茶店。カウンターで常連仲間と談笑しながら意見が一致する。良い店とは物がいい(おいしい)だけでなく「落ち着くよねえ」の一言が言えるかどうかだと。(真久田巧)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年7月15日 
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