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音楽による街づくりの拠点ミュージックタウン音市場・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 かつての勤務地を訪ねると説明できない妙な感慨を覚えるものだ。スージグヮー(筋道)の一つにも思い出があるからだ

 キャンパスレコードのビセカツこと備瀬善勝さんからお呼びが掛かったので久しぶりに沖縄市に出向いた。鳴り物入りでオープンした音楽による街づくりの拠点ミュージックタウン音市場が2周年を迎えたのを記念する催しがあると

 開演には間があるからと胡屋の商店街を歩いた。日曜日というのに寂しげな空気が漂う。米国人らしき一団とすれ違うほかは地元住民も少ない。陰鬱な気持ちのままホールのドアに手をかけた

 ところが、客席を見てびっくり。500人は収容できる会場が超満員。開演を待つ喧騒に熱気が感じられる。さっきの街の静けさとの落差をどう納得すればいいのか。戸惑うばかりなのだ。でもそれは、ステージを見て分かり出した

 コザ民謡酒場華ぬ競演と銘打つこの日の舞台。市内五つの民謡スナックが普段のステージをホールで競い合うのだ。飲み食いも自由なら「二次会はお店へ」と宣伝も。いかにもコザらしい企画

 熱気はそのまま本番に直結、客席から“ハナ”が飛び声が飛ぶ。古典芸能とは違い常に新曲が生み出される自由さ。スターとファンの構図が成立する世界。沖縄にまだこんな場があることに驚いた。(真久田巧)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年7月29日 
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